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明治33(1900)年に建てられた王子窯の「モロ」
王子窯の「モロ」

王子窯 モロ

このモロは陶器をつくる前の粘土置場やロクロ場があり、乾燥を避けるためにほとんど窓がない構造で、近代のモロに多くみられる、一つのモーターを動力としてロクロや土練機などを動かす仕組みが残されています。
王子窯モロは、これらの近代の「モロ」の構造を良好に保っているとして、瀬戸市の指定有形文化財に指定されています。
王子窯のこだわり
釉薬

釉薬

志野釉を中心としたものづくり

瀬戸焼の代表的な釉薬の一つである志野釉は、釉薬がかかった部分は白色のぽってりとした厚みがあり、志野特有の温かさと風合いを感じることができます。

製法

製法

全国的にも数少ない重油窯で焼成

王子窯では、重油窯を用いて焼成しています。重油窯は電気窯・ガス窯では出せない焼き上がりの“味”を出すことができます。オイルショック以降、重油窯を使う窯元は減少し、瀬戸はもとより全国的にも数少ない焼成方法です。王子窯では重油窯にこだわりモノづくりを続けています。

素材

素材

瀬戸層群から採掘された良質な土

瀬戸の地盤を形成する地層には、今から1,000万年以上前から約200万年前にかけて堆積してできた「瀬戸層群」があります。この豊かな土壌が、瀬戸の多種多様なやきものを生み出しています。

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